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牡牛座 満月 部分月食 2023年

10月29日牡牛座で満月の月食があります。
今回の月食は、アジアを中心として部分月食として見ることができます。

NASAのサイト → https://eclipse.gsfc.nasa.gov/LEdecade/LEdecade2021.html

日本では、明け方にほぼ全国で部分月食として見ることができます。

国立天文台のサイトから → https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2023/10-topics03.html

食の影響は、早い人で1週間くらい前からあります。また、月が見えなくても、影響がないとはいえません。
月が見えなくても、です。こちらの記事で → https://divinus-jp.com/archives/29502


10月29日東京でのチャートです。

欠けていく満月の近くに木星があります。

日常、普通にあって当たり前だと思っていたけれど、これを失うかもしれないと思うと、とても恵まれていたことに気がつくかもしれません。
特に、気持ちの月が欠けていくので、喪失感、不安感は大きいでしょう。

それに対して、今まで、相手への理解が足りなかった自分を発見するとともに、本当の自分のホンネに向きあう事になりそうです。

結果として、いままで多少の不満もあったけれど、同じ気持ちを共有していたと思っていたから我慢もしてきたけれど、相手との気持ちの落差がわかったこともあるかもしれません。
あるいは、ずっと安心していた間柄だけど、相手にあわせていた自分に気がついてしまう事もあるかもしれません。
ずっとやってきた犠牲的な関係や、当たり前だと思っていた義務がわかってくるということもあるでしょう。

そういう自分の本音に気がついたうえで、得がたい関係であるなら、失いがたい関係だとわかったなら、これかもこのままでいいよ、と思うことがあるかもしれません。
あるいは逆に、将来もずっとこの関係が続くとしたら、もうちょっと我慢もできない、という事もありそうです。

どちらの選択をするとしても、自分のホンネに向き合う必要があり、ハラをくくる事もあるので、簡単なことではないかもしれません。


魚座の土星は、楽しければいいよ、と思っていた事に対して「本当に楽しかったの?」というところを意識すると、自分の本音に気がつくヒントとなりそうですし、
もし、得難い関係でこれからも多少の事があっても、この関係を続けていきたいなら、犠牲になりすぎている部分を伝えていこうよ、というメッセージがあるようです。

アセンダントにノード軸があり、アセンダントの支配天体が11ハウスにあることから、将来も同じでいいの?という疑問は基本的にあります。
乙女座の金星は、将来のイメージを伝えてきており、将来はどうしたら楽しいのかを具体的に考えることでヒントを与えてくれます。

だから将来の事を考えていくなら、現状を少しでいいから変えておこう、という選択が多そうです。

社会的には4ハウスに冥王星が乗っていることに注目しています。
足元から崩れるような出来事、事件、事故、天災などが読み取れるので、いざというときの持ち出すものを確認したり、予定や時間には余裕をもって行動することをおすすめします。

冥王星は山羊座にあって、この満月とはアスペクトをとっていないのですが、このホロスコープではアセンダント、ディセンダントに関わっています。
また、サイン的には太陽と冥王星がセクスタイル、月と冥王星がトラインの配置です。
なので、実際に人間関係、契約、お金に関して節目を迎える方は多いと思います。


早くは9月15日の乙女座の新月あたりから、はっきりとした流れは、10月15日の新月の日食、それからこの月食、あるいは11月13日の蠍座の新月、27日の満月あたりまで「義務」について考える流れがあります。

魚座の土星、また、アセンダント、ディセンダントにノード軸が乗っていること、冥王星がギリギリ山羊座の最後にあることなど、2023年を象徴するような月食です。

もしよろしければ、関連する記事もご覧ください。

魚座の土星が逆行することについての記事 → https://divinus-jp.com/archives/70183
あるいは、山羊座に逆行して戻った冥王星についての記事 → https://divinus-jp.com/archives/70859
ノード軸の移動についての記事 → https://divinus-jp.com/archives/72030

この月食の前後、月と木星は実際に近くに見えます。

国立天文台のサイトから → https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2023/10-topics04.html

力をぬいて空を見上げてみませんか?

火星は蠍座にあります。また、このあと、金星が天秤座に入り(11月8日)ます。
ガツガツと交渉して勝ち取るものや、情熱を傾けると決めた契約や人間関係を押す進める時期になります。

チャートは、MyAstroChart さんで作りました。

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*この記事を書いた人について
 辰巳(たつみ)
 聖地を巡礼する占い師。西洋占星術とタロットを使います。
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