祝詞講座に参加しました。
最初のきっかけは、この「古神道祝詞」というCDブック。こちらの記事で。
そのあと、癒やしフェアの古神道祝詞講座に参加しました。
その後、単独の講座として開催されることを知って、この春に祝詞講座に参加しました。
そして今回。間には、祝詞練習会がありました。
講座を受けていると、時々、参拝される方がならされる鈴の音が聞こえてきます。
廊下にでると、拝殿と本殿がこの近さ。
神さまのおひざもとで、祝詞を学ばせていただき、奏上することができるなんて、とてもいい環境です。
今回の講座のなかでは、私としては座礼(ざれい)。座った状態で参拝することを教えていただけることが目的。
この前に講座の前に、講座参加者のなかで希望者による正式参拝がありました。(こちらの記事で)
その時もそうでしたが、神社でご昇殿すると、やっぱり畳の上で参拝することが多いのです。
なので、座った形で参拝する作法を教えていただけるのは貴重な機会です。
何回目かの開催なので、以前、講座で顔見知りになった方もおられますが、隣に座られた方は初めて、とおっしゃっていました。また、遠く関西から参加された方もおられました。
なので、最初は祝詞、ことたま、についての説明から。
祝詞(のりと)は、呪術的な「のる=発言」を、「と=行為」するという事です。
その後、座礼の作法についての説明がありました。
講師とは別の方が、先達(せんだつ)としてデモンストレーションをされました。その方の身の処し方のまあ、美しいこと。
ただ、正座をする、おじぎをする、柏手をうつ、というと単純な行為に思えますが、しっかりと体幹がなければ、グラグラします→私
そのあと三種太祓(みくさのおほららひ)
これを40人以上の人数で、「トホカミエミタメ」を輪唱します。
これは祝詞の練習会でも行いましたが、声の重なりが気持ちがいいのです。
そして、天津祝詞(あまつのりと 禊祓詞みそぎはらいことば)も奏上しました。
でも、今回は大祓詞(おおはらひのことば)をあげることが、もうひとつのメインイベント。
大祓詞の前に、今年、予定されている大嘗祭についても説明がありました。
この祭祀のなかでは、天皇陛下が神さまと同じ布団にはいって寝る、という事を言っていらっしゃる人もおられるようですが、最近の研究では、それはないようだと最近の研究からわかってきたそうです。
それより、古代においては天皇陛下は神さまの前に立つことは、むしろ避けていて、遙拝しているとのこと。
大祓詞は9分以上かかるものなのですが、講師の先生と先達の方のよいお声を聞きながら、40人以上という人数にひっぱられてなんとか、奏上できました。
そして、祝詞をあげること、座礼にしても立礼(りゅうれい)にしても、日常の身体の使い方が怖いほどでてしまいます。
これからも精進をつづけます。体幹も鍛えないとね。
今回の講座の告知は、講師の古川陽明先生のツイッターと、主催者のラクシュミー先生のツイッターで知りました。今後の開催の予定もあるようです。ご縁があれば、ぜひ、どうぞ。
古川陽明先生 https://x.com/furunomitama
ラクシュミ先生 https://x.com/mahashri